陸ＡＲＩＡ最終回について

世の中にいる人にはそれぞれの色があり、それぞれのペースがある。
その「その人らしさ（または〈自分〉らしさ）」をまるごと肯定することには勇気がいる。

その人がただ単に変な人だったりするだけかもしれない。
あるいは、自分が他の人のペースについていけてないだけかもしれないと思うときもある。

それでも、横から見てたら「こっちだよ」って導きたくても。
その人が自分の足で、人との関わりを通して、
いつか自分の言葉を見つけることができたなら、
それを「成長」と呼ぼう。

〈そら〉が初対面の人に自己紹介をする、
という最後のシーンにテーマが集約する、
見事な最終回だった。

不覚にも涙腺が緩んだ。
久しぶりに誰かとこの感動を分かち合いたいんだぜ。